【徹底解説】NECやDELLなどの法人向けパソコンの処分方法は?
2022.02.05
こんにちは!起業サポ 通信設備を担当しています篠田です。
NECやDELLの法人向けパソコンを処分するにはどうすれば良いか知っていますか?
法人用パソコンには個人情報が詰まっているため、そのまま処分してはいけません。
また、普通にパソコンを購入するよりもNECやDELLからパソコンをレンタルしたほうが、費用を抑えられるなどのメリットがあるため、レンタルを考えている方もいるでしょう。
今回は、法人パソコンで有名なNECやDELL製品の処分方法や法人パソコンのレンタルについて解説します。
NECとDELLとは?
NECやDELLとは、個人だけでなく法人向けのパソコンも販売している企業です。
NECやDELLのパソコンは、セキュリティの高さや最先端の技術などが有名であり、企業だけでなく自治体や官公庁も利用しています。
特にセキュリティ面に強いのが特徴であり、NECの顔認証機能は『米国国立標準技術研究所(NIST)主催』のベンチマークで1位を獲得しています。
セキュリティの高さは、現在法人化している企業だけでなく、これから起業を考えている方にも魅力的です。
現在、NECやDELLの法人向けパソコンを利用している方の中には「セキュリティがしっかりしているからそのまま処分しても問題ないだろう」と考えている方もいるかもしれませんが、何の処理もしないで捨ててしまうと、情報漏洩などのリスクが伴います。
NECやDELLのパソコンの処分方法は公式サイトにも記載されているため、適切な方法で処分しましょう。
NECの法人向けパソコン処分方法
NECの法人向けパソコンの処分方法は、NECの公式サイトに記載されています。
NECの法人パソコンを回収してもらう手順は下記の通りです。
- NEC公式サイトを開く
- 回収方法を選択する
- 見積もりを貰い問題なければ処分してもらう
パソコンの回収方法は2通りあり「集荷」か「持ち込み」です。
集荷回収の場合は、集荷を3つの会社で行っているため、最も近い回収業者を選択して依頼しましょう。
持ち込みの場合は、NECの各都道府県にある支店に持ち込むことで対応してくれます。
ただし、全店舗で持ち込み回収を実施しているわけではないため、事前に公式サイトで確認してから連絡しましょう。
また、PCリサイクルマークがついているパソコンの場合、回収料金は原則かかりません。
ただ、産業廃棄物に関わる場合などは別途料金が発生することがあるため、回収を依頼する際に見積もりを確認しましょう。
DELLの法人向けパソコン処分方法
DELLの法人向けパソコンの処分先は、処分予定のパソコンの台数によって異なります。
- 1〜9台:一般社団法人 パソコン3R推進協会
- 10台以上:DELLのリサイクルサービス
10台以上の場合は、DELLのリサイクルサービスを利用可能ですが、1〜9台の場合は『一般社団法人 パソコン3R推進協会』に回収依頼をします。
『一般社団法人 パソコン3R推進協会』に依頼する場合、依頼側が行う作業は下記の3つだけです。
- インターネットで申し込みと契約
- データ削除
- 梱包
梱包を済ませた後は、パソコン3R推進協会が回収から終了報告までを担当してくれるため、利用者側は手軽に処分が可能です。
ただ、注意点として『一般社団法人 パソコン3R推進協会』では処分費用が後払いとなり、『DELLのリサイクルサービス』では先払いとなっています。
双方で微妙な違いがあるため、事前に確認しておきましょう。
NECとDELLの法人パソコンのレンタル内容を比較
NECとDELLの法人用パソコンは、購入だけでなくレンタルも可能です。
特に、起業に伴ってパソコンの導入を検討している方は、初期費用を抑えるレンタルをおすすめします。
それぞれのレンタル期間の目安や特徴は下記の通りです。
NEC | DELL | |
サービス名 | Nレンタル | デルリース |
料金算出方法 | 物件の将来価値を 残価として差し引く |
契約期間中は固定料金 |
レンタル期間目安 | 3~4年 | 2~3年 |
特徴 | ・随時中途解約可能 | ・審査が最短5分 ・印鑑証明や戸籍謄本必要なし |
NECのNレンタルは中途解約が可能となっているため、「とりあえず何年かレンタルしてみて合わなかったら辞めたい!」と考えている方におすすめです。
また、デルリースは審査が最短5分だったり、契約の際に細かい書類が必要なかったりするため、手軽に申し込めるのが大きな特徴です。
Nレンタルとデルリースのどちらがおすすめかは人によって異なるため、料金の算出方法も含めた上で考えてから利用を検討しましょう。
法人向けパソコンは購入した方が経費になるからお得?
法人向けパソコンを購入すれば、購入費用が経費になるからお得だと考えている方もいますが、トータルで考えたときに、本当にお得になるか?とは言い切れません。
もちろん、購入して支払いが終了すればパソコンは自分のものになります。
ただ、レンタルのように、常に最新のパソコンが使えるわけではないですし、処分にも費用がかかります。
反対に、レンタルなら常に最新のパソコンが使えますし、処分費用が必要ありません。
レンタルは購入よりも少額になりますが、その費用は経費で落とすことができます。
ただ、自分のものではないため、毎月料金がかかってしまうというというデメリットがあります。
経費の金額の大きさはそこまで大きな問題ではないので、他の部分でのメリットとデメリットを考えて、どちらにするかを検討することを推奨します。
まとめ
今回は、法人パソコンで有名なNECやDELL製品の処分方法や法人パソコンのレンタルについて解説しました。
法人用パソコンは、顧客の個人情報が詰まっているため、簡単に処分することができません。
セキュリティ面が充実しているNECやDELLでも、そのまま処分すると悪用される恐れもあります。
データの悪用を事前に防ぐためにも、この記事で解説した内容をもとに、法人用パソコンの処分は適切な方法で行いましょう。
法人用パソコンの処分についてご興味がある方はこちらの記事をご参照ください。
通信設備篠田 潤
電話機やコピー機、防犯カメラ、パソコンなど安全なネットワーク環境作りが得意です。起業時に必要な電話番号の発行やインターネット申し込みなどワンストップで解決できます。
安心できる通信顧問としてお手伝いさせて頂きます。