パナソニック(panasonic)から学ぶ! 企業理念・経営方針の決め方とは?

パナソニック(panasonic)から学ぶ! 企業理念・経営方針の決め方とは?

2023.09.29

日本の大手電機メーカーのパナソニック(panasonic)。エアコンや洗濯機といった白物家電、キッチンやバスルームなどの住まいの建材まで、私たちの生活を支える家電や設備を販売している会社になります。パナソニック(panasonic)では、企業理念や経営方針について、ホームページや書籍、メディアで公開をされています。

これから起業をされる方、もうすでに起業をされている方は、企業理念や経営方針をしっかりと決めておかなければならなりません。

そこで今回は、パナソニック(panasonic)の企業として考え方を知りながら、自社の企業理念や経営方針をどのように決めていけばいいのか?について解説していきます。

起業支援をしている私たち「起業サポ」の視点でお話をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

パナソニック(panasonic)の企業理念とは?

パナソニック(panasonic)の企業理念とは?

パナソニック(panasonic)の創業者は「松下幸之助」。名言集が出版されたり、松下資料館が設立されるほど、生き方、考え方、企業経営のあり方について、多くの人からの支持と注目を集めています。
パナソニック(panasonic)の企業としての在り方や考え方については、ホームページにしっかりと記載がされており、さまざまな想いが載せられています。

パナソニック(panasonic)のブランドスローガン

「幸せの、チカラに。」

パナソニックは、変化する世界の中でも、皆さまの幸せを生みだす「チカラ」であり続けたい。
7つの事業分野のチカラをあわせ、皆さまとともに、持続可能な幸せをつくりだす一歩を踏み出しました。

大きく7つの事業を持っており、それぞれが専門性を高めて、お客様へのお役立ちを追求していくことが大切であると、パナソニック(panasonic)のブランド観念について記載されています。

また、「7つの事業をひとつのグループとして繋ぐことで、それぞれの事業が支えあえることが、私たちが誇りにしているPanasonicという”ブランド”です。」と、スローガンを実現するためのパナソニックグループの存在意義、強みについても書かれています。

創業者の松下幸之助が描いた「物と心が共に豊かな理想の社会の実現」という決意が文章に含まれており、今とこれからの暮らしや社会の課題に真摯に向き合うことで、共感・支持されるブランドとなるべく取り組みますという意志を表しています。

パナソニック(panasonic)の経営方針とは?

パナソニック(panasonic)の企業の使命

私たちの創業者、松下幸之助は、「より豊かなくらしをおくりたい」という人々の願いを満たしていくところに、企業の役割、使命があると考えました。

すなわち、人々の生活に役立つ優れた品質の商品やサービスを、適正な価格で、過不足なく供給し、社会の発展に貢献するのが企業の本来の使命だという考えに至ったのです。そして、こうした使命を持つ企業の持ち主は、企業自身ではなく、社会のものであると考え、これを、「企業は社会の公器」という言葉で表しました。

(一部省略)また、企業は顧客、事業パートナー、株主、社会など、多くの関係先とさまざまな形の関係を保ちながら経営を行っています。「社会の公器」である企業は、そうした関係先の犠牲の上に自らの発展を図ることは社会から認められず、全ての関係先と共に発展していくことこそ、企業を長きにわたって発展させる唯一の道なのです。

企業が社会的な責任を果たしていく担い手は、そこに働く人々です。変化し続ける社会において、一人ひとりが与えられた仕事をただ守り、こなしているだけでは、社会に対してプラスを生み出し続け、企業の社会的責任を果たすことはできません。企業に働く一人ひとりが、日々、少しでも自らの仕事をより良くしていくことが、人々のくらしや社会の向上、発展につながっていくのです。

パナソニック(panasonic)の「幸せの、チカラに。」というスローガン、企業理念を実現させるために、人々が今よりも豊かなくらしをおくれるようなサービス展開をしていることが、この経営方針から読み取れます。

家電アイテムや暮らしに関する設備といった生活に役立つ商品やサービスを、消費者に適正な価格で必要な量を提供していくために、パナソニック(panasonic)は事業展開を行っているということですね。

また、「働いている人」にも焦点を当てており、一人ひとりが与えられた仕事をこなしているだけでは、社会にとって良くないという考え方も示しています。企業で働いている人も、自分の仕事をより良くしていくことも大切で、それが「幸せの、チカラに。」の実現に繋がっていき、人々のくらしや社会の向上の発展になるという、「働いている人」にも焦点を当てている経緯についても解説をしています。

企業理念の決め方とは?

企業理念とは「企業が1番大切にしている考え方」のことを言います。もう少し具体的に言うと、その企業がどのような考えを持っていて、なぜ企業として存在をしているか?何のために活動をしているのか?を言語化したものです。その企業の在り方になるため、サービス内容、意思決定の軸となります。

❶起業をするに至った想いを言語化する

・なぜ起業をしたのか?
・何を実現したくて起業をしたのか?
・何のために起業をしたのか?
という起業をした理由について、一度書き出してみましょう。書き出すことで、言語化ができるので、頭の中でもやっとしていた考えが整理されていきます。

❷自分の人生を振り返り、未来に実現したいことを考える

過去のさまざまな経験があり、未来に実現したい何かがあるからこそ、起業を決断している方が多いことでしょう。人生のターニングポイントから、企業理念になりそうなヒントがあることもあり得ます。そこから、どんな想いがあって創業をすることになったのか?を考えてみましょう。

❸他社を参考に考えてみる

他社の企業理念を見て、それをヒントに作成するという方法もあります。いきなり理念について考えるのが難しい場合は、他の企業がどのような企業理念を掲げているのかをリサーチしてみましょう。理想としたい企業を参考にしてみたり、「企業理念 一覧」と検索をして、一覧が載っている記事を見てみるという方法もおすすめです。

経営方針の決め方とは?

経営方針とは「企業の活動目標」のことを言います。企業理念をもとに、それを実現するためにどのような事業展開をしていけばいいのか?を具体的に示したものです。

❶「社会・お客様」に対する考え方を明確にする
❷「会社」の考え方を明確にする
❸「商品」に対する考え方を明確にする
❹「社員」に対する考え方を明確にする

この4つを明確にすることで、どのように経営を進めていけばいいのか?の言語化ができて、経営の方向性が見えてきます。思い浮かばない場合は、他社の経営方針をリサーチしてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、パナソニック(panasonic)の企業として考え方を通じて、自社の企業理念や経営方針をどのように決めていけばいいのか?について解説させていただきました。

自分自身で起業した理由を明確化して、社外の人に自社の考え方を理解してもらうためにも、今回の記事を参考に、企業理念と経営方針を作成してみましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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