弁護士って、副業できるの?サラリーマンおすすめ!5つの副業とは?

弁護士って、副業できるの?サラリーマンおすすめ!5つの副業とは?

2022.10.21

こんにちは。起業サポの宮本(法律担当)です。

3大国家資格の1つと言われる『司法試験』
弁護士として仕事をするためには、この試験を突破しなければなりません。

司法試験に合格したみなさんは、その後どのようなキャリアを歩むのでしょうか?
独立して法律事務所を開業したり、サラリーマン弁護士として更なる経験を積んだりと、さまざまな手段があるかと思います。
そんなさまざまなキャリアの1つに、『副業弁護士』という働き方も選択できます。

そこで今回は!弁護士のみなさん、これから弁護士を目指すみなさんに向けて、『副業弁護士』をテーマに解説をしていきます。

「弁護士って、副業していいの?禁止されている?」
「サラリーマンしながら、弁護士になるメリット・デメリットは?」
「弁護士におすすめの副業は?」
といった疑問が、この記事で解決されるでしょう。

弁護士の副業は認められている?禁止の業種は?

弁護士の副業は、基本的に認められています。
業種に関しても、特に禁止されているものはありません。弁護士資格を活かした講師業から、あまり関係のない店舗経営など、自由に副業を選択することができます。
ただし、法律で禁止されているビジネスなど、弁護士としてふさわしくない副業とみなされてしまった場合は、弁護士会から指摘を受ける可能性があります。

弁護士の起業・副業については、弁護士法30条1項に定められています。

弁護士法 第30条(営利業務の届出等)
1 弁護士は、次の各号に掲げる場合には、あらかじめ、当該各号に定める事項を所属弁護士会に届け出なければならない。
一  自ら営利を目的とする業務を営もうとするとき 商号及び当該業務の内容
二  営利を目的とする業務を営む者の取締役、執行役その他業務を執行する役員(以下この条において「取締役等」という。)又は使用人になろうとするとき その業務を営む者の商号若しくは名称又は氏名、本店若しくは主たる事務所の所在地又は住所及び業務の内容並びに取締役等になろうとするときはその役職名

弁護士として副業をするには、弁護士会に届出をすることが条件です。特に審査はないため、届出をすれば受理されます。 

非営利活動(NPO法人など)や個人資産の運用、フリマアプリでの私物販売などは、営利を目的とする業務には該当しないことが多いので、提出は義務付けられていません。非営利活動の事業をしようと思っているが、届出が必要か?分からない・・・と不安に思う方は弁護士会に確認をしてみてくださいね。

弁護士を副業にするメリットとデメリット

メリット

収入が増える。本業以外で職務経験を積める。本業以外での人脈ができる。

法律事務所に勤務するだけでは得られない資産が、副業をすると積み上げられます。サラリーマンとしての収入をキープしながら挑戦もできるので、リスクなくはじめられますよね。
また、確定申告は必要になることが多いので、税金の学習も自然とできます。ただ仕事をするだけでなく、学びが増えていくことも副業するメリットの1つです。

デメリット

体力的にしんどい。休日が少なくなる。時間管理が必要。

副業を続けていくためには、本業との両立を意識しなければなりません。1日8時間は本業の時間と決まっていますから、それ以外の時間をどれだけ上手く活用するか?を常に考える必要があります。また、2つの仕事があることで、自分の余暇時間は減ってしまうことは間違いないでしょう。
メリットとデメリットを知り、弁護士を副業でやってみるべきか?検討してみてくださいね。

弁護士におすすめ!5つの副業とは?

❶アフィリエイト

アフィリエイトというのは、自分のブログやホームページ、SNSなどのサイトに広告を貼って収入を得ることを言います。弁護士の知識が活かせるコラムを書き、コラムの読者が商品やサービスを購入したら、紹介料をもらうという副業です。完全成果型報酬なので、購入者が多いほど、アフィリエイト収入は大きくなります。

❷Webライター

アフィリエイトは完全成果型報酬なので、コラムをどれだけ書いたとしても、読者が購入をしないと報酬はありません。自分でサイト運営をしたくない方や、書いた記事に対する報酬が確実にほしいという方は、『Webライター』という選択肢もあります。
法律事務所が、弁護士資格を持っている人向けにライターを募集しています。そういった法律事務所や企業と業務委託契約を結び、コラムを書いて報酬をもらうというお仕事です。

❸資格学校の講師

司法試験合格のための資格学校は、たくさんありますよね。そこに通学する受験生に授業をする講師という選択もあります。1コマから採用をしている学校もありますから、サラリーマンのみなさんも副業しやすいことでしょう。

❹YouTuber

この時代だからこその職業と言えます。見ているユーザーが多いため、自分の存在認知や集客に効果的です。将来的に弁護士として起業をして、法律事務所を開きたい人にとっても、大きなチャンスを掴めることでしょう。

➎不動産投資

不動産投資では法律の知識が必要になることが多いです。不動産投資を学習中に出てくる専門用語も、弁護士のみなさんであれば、馴染みのあるものが多いでしょう。一般的の人よりも、勉強ではかなりのアドバンテージとなりますよね。
また、弁護士は社会的信用が大きいので、銀行からの融資がおりやすいというところも、大きなメリットです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、『副業弁護士』をテーマにお話をさせていただきました。
弁護士資格を活かして副業をすることで、大きくキャリアアップすることができます。

「今はサラリーマンだけど、将来的に法律事務所を起業したい!」という方も、いきなり起業するよりもリスクが少ないですから、少しずつ準備をはじめてはいかがでしょうか?
ちなみに、副業収入を20万円超えると、確定申告が必要になります。
『副業している人の確定申告』や『確定申告をしないことのリスク』については、別記事で解説をしています。こちらもご確認くださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


弁護士弁護士
宮本 真志

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