【ネイルサロン・美容室】自宅経営するために知っておくべきこと３つ

2023.12.30

ネイルサロンや美容室を起業しようとされている人の中には、「自宅で開業しみたい」と考えている人はいるのではないでしょうか。
ただ、自宅で起業するにしても、何を準備すればいいのか、何が必要なのかがイメージしづらいですよね。

そこで今回は、このような悩みを持つ起業家のみなさんに向けて、自宅でネイルサロンや美容室を経営するために知っておくべきこと３つをお伝えいたします。
今回の記事は、自宅でネイルサロンや美容室を開業する際の非常に有益な参考資料になることでしょう。

①サロンを開業できる物件なのか確認する

はじめに、住んでいる物件が賃貸の場合は、サロンを開業できる物件であるかどうかの確認が必要です。契約時に物件の使用目的が住居のみになっている場合は、自宅でサロンを開業できないからです。

もし、住居のみになっている場合は別のマンションなどの居室を新たに賃貸契約を締結しなければならないので、しっかり確認しましょう。

美容室やネイルサロンを開業するための箱が用意できたら、次は、電気・水道・ガス・インターネット回線・固定電話を用意する必要があります。

現状、住んでいる自宅で開業する場合は揃っていることが多いはずですが、新たに居室を借りて行なう場合は急いで申し込み、契約するようにしてください。固定電話を引かずに携帯電話だけで対応する人もいるのですが、固定電話の番号をサイトに載せておくとお店の信用度が上がりますので、固定電話も引くことをおすすめします。

さらに、店舗運営、店舗管理でインターネット回線も日常的に必要になるでしょう。これらのインフラ設備をできる限り早く整えていくことが店舗運営を良くしていくことに繋がります。

②事業計画・集客戦略の作成

自宅において美容室やネイルサロンを開業するにしても資金が必要となります。どれくらいの事業規模で行うかにもよりますが、場合によっては金融機関や投資家から融資を受けることも必要になるでしょう。

もし、金融機関や投資家から融資を受けたいとなったなら、事業計画の提出は必須になります。どれくらいの期間でいくらの仕入れなどの費用や原価が発生して、どれくらいの売上に対しての利益を出せる可能性がある事業なのか、を伝えなければならないからです。

事業計画に記載する内容として次の7つは押さえておくようにしましょう。

・美容室やネイルサロンの在り方
・顧客やペルソナをどのように設定しているのか
・サービスや商品の内容、ビジネスモデル
・どのようにお客様に来店してもらうか
・必要となるコストや原価
・利益の想定数値
・お店のメンバーの経歴

これらの基本項目はしっかり記載することが望ましいです。

また、自宅で開業する際には、事業計画に加えて集客戦略についても考える必要があります。自宅で開業した美容室やネイルサロンの集客戦略は、チラシやインターネット広告の運用、SNSでの発信が有効となるでしょう。

SNSやネットが主流になっていますが、今でも自宅のポストに投函されているチラシを見てお店に行く人も一定数は存在します。お店の周辺エリアに自身で行なうか、ポスティング業者に依頼して、チラシを配布してみるのも良いでしょう。

SNSやインターネット広告では、自宅の美容室やネイルサロンの綺麗な写真を用いつつ、良いところや強みを発信していくと興味を持ってもらいやすいです。

どういった客層にアプローチをしたいか、という「ペルソナ設定」もしていき、SNSの投稿内容やインターネット広告、さらにはチラシも内容を工夫してみましょう。

③備品の購入やホームページ・予約システムの導入

自宅での美容室やネイルサロンの開業で欠かせないのが、備品の購入やホームページ・予約システムを導入していくことです。

備品は、様々なものを仕入れたり、用意したりする必要がありますが、しっかりと店舗の利益を確保していくために、コスト意識や原価の意識を持って揃えるようにしてください。

美容室やネイルサロンを開業した当初に必要になりやすいのは「テーブル」「椅子」「ネイリストや美容師が使用する道具」などです。必要なものをリストアップして、購入するための資金を用意しておきましょう。

また、「お店のホームページ制作」「予約システムの導入」も美容室やネイルサロンを経営するのに必要になってきます。
ホームページは、無料で制作できるツールのWixなどを使うのも1つの方法ですが、WordPressなどの有料のツールを使う方がバリエーション豊かでクオリティーの高いサイトを作ることができるでしょう。

自分で制作することも可能ですが、時間がかかりますし、どうしてもデザイン性劣るため、ホームページ制作を専門としている企業や個人事業主に依頼することがおすすめです。

予約システムの導入については、STORES 予約などの無料で導入できるものから、ホットペッパービューティーなどの有料で導入できるものがあります。

どちらにもメリット・デメリットがありますが、基本的には使える機能が豊富な有料の予約システムを導入したほうがコストは掛かるものの店舗運営に活かしやすいです。管理もしやすくなることから売上に対しての利益をどう出すかのプランニングもしやすくなります。

オープンまでに、備品の購入やホームページ、予約システムの導入も進めていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、自宅でネイルサロンや美容室を経営するために知っておくべきこと３つについてお話しました。

売上に対しての利益をどう出していくか、どれくらいの仕入コストや原価が発生するかの意識を持ち、
さまざまなものを準備しないといけないことがお分かりいただけたかと思います。

ネイルサロンや美容室を開業する際に、ぜひ参考にしてみてください！

また、自宅でネイルサロンや美容室を開業するにしても、その店舗独自の強みを持っていないと、他の店舗との競争に負けてしまう可能性もあります。

自社の独自の強みを作るために必要なことは、別記事で解説していますので、こちらをお読みください。

参考記事
独自の強みを持った売れる商品を開発するには？

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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