契約書の重要性
2018.08.08
初めまして、名古屋で弁護士をしています宮本真志と申します。
法律といえば「契約」ということで、契約について少しお話をしたいと思います。
私は、とある会社の経営者の方から「今回取引先と契約書を交わしていないのですが、相手方に請求することができるのでしょうか。」といった相談を受けたことがあります。
この経営者の方が考えているように契約は契約書がなければ成立しないのでしょうか。
契約は、保証契約といった一部の例外を除いて、当事者の合意で成立します。
そのため、契約書がなくても、契約自体は成立しているのです。
では、なぜ契約書を作るのでしょうか。
それは、後日、トラブルになった際、両者の合意の内容を明らかにするためです。
そのため、契約書はとても大事なものとなります。
もっとも、契約書がなくても契約を立証することは可能です。
具体的には、担当者間のメールのやり取りや会話の録音等を用いることとなります。
また、契約書の内容は、後日、当事者間を拘束します。
したがって、契約書の内容は、非常に重要です。
みなさま、契約書の重要性をわかっていただけましたでしょうか。
弁護士
宮本 真志
契約書の審査や作成、交渉を通して事業に専念できる体制作りの手助けをします。契約書を有利に作ることができるか否かによって事業の存続が決まるうえ紛争を未然に防止することもできます。また、トラブルにあった際には、直ちに相談し早期に対策をうつことで紛争の悪化を防止できます。