【運送業】事業計画書の書き方とは? 8つの項目を分かりやすく解説!

【運送業】事業計画書の書き方とは? 8つの項目を分かりやすく解説!

2023.04.01

「運送業の事業計画書って、何を書けばいいの?」
「運送業で使用する車両購入するために、融資を受けたい」

そう思われている皆さんに向けて!
今回は、運送業に特化した事業計画書の記入項目を解説します。

運送業とはどんな職種か?

運送業とは、顧客からの依頼で荷物を運ぶ業務です。コロナ渦でネット通販やフードデリバリー、ネットスーパーが盛んになりました。そのため、運送業のサービスの利用者は一定数を見込みやすいです。

とはいえ、大手から中小企業までの競合が多いのが運送業です。業務中の丁寧さ、または料金のリーズナブルさが求められます。安価な料金で競合社と争わないためにも、サービスの内容と質を整える必要があります。

受託型の運送業を起業する際には、ある程度の顧客を確保したら安心です。見込み顧客がいることで、事業計画書に先を見通した報告が書けます。さらに、起業と同時に仕事を請けおえるので「仕事がない!」と悩まずに済みます。

運送業で起業する際に必要な許可はある?

運送業で起業する際に、許可は必要なのでしょうか?結論から言うと、業務内容によって許可の有無は異なります。

誰かの依頼で荷物を自動車で運び、対価をもらうのであれば、各地方の運輸局からの許可が必要です。反対に、自転車や歩きで、頼まれた荷物を運ぶだけなら許可は必要ありません。
運送業の許可が通るまで、およそ3ヵ月かかります。サービスを始めたい時期を逆算して、許可申請を運輸局へ提出しましょう。注意するポイントは、運送業で使用する乗り物によって、申請する項目が違うことです。

一般貨物自動車運送事業

「一般貨物自動車運送事業」とは、複数の顧客に対して、事業用自動車で荷物を運ぶ事業のことです。

例えば、トラックなどが該当します。該当しない自動車は、軽トラックと軽自動車、バイクです。一般的に想像される、運送業と言えます。

特定貨物自動車運送事業

「特定貨物自動車運送事業」とは、1社の特定した顧客に対して荷物を運ぶ業務のことです。使用できる自動車は、トラックなどの事業用自動車です。

該当しない自動車は、こちらも軽トラックと軽自動車、バイクがあります。顧客数が1社に対し、審査のハードルが高いので、許可を取得する事業者が少ないです。

貨物軽自動車運送事業

「貨物軽自動車運送事業」とは、複数の顧客に対して、自動車で荷物を運ぶ業務のことです。使用できる自動車は、軽トラックや軽自動車、排気量125㏄以上のバイクがあります。

大型トラックを使用しないため、始めやすい運送業です。

運送業の事業計画書の書き方

①創業の動機

創業の動機では、今までの経験と運送業起業のために準備したことを、事業計画書に記入しましょう。例えば、運送業の経験年数や、マネジメントなどの経営に関することです。

②サービス内容

サービス内容では、取り扱うサービスと、利用してほしい顧客層を記入します。あなたの運送業のサービス内容の、特徴と強みを考えましょう。

サービスを誰にどうやって知ってもらうのか。根拠を持ってもらうために、マーケティング戦略も、事業計画書へ記入しましょう。

③経営者の経歴

経営者の経歴では、事業主のスキルと経験を事業計画書に記入します。自動車免許や、貨物軽自動車運送事業などの許可を得ている人は、所得資格へ書きましょう。事業主の実績も示すと、業界に対する強みをアピールできます。

④従業員

従業員は、運送業を始めるにあたって、運営体制を記入する欄です。事業を運営するには、従業員が何人必要なのかを考えます。
考えた従業員の人数が、人件費に直結します。運営費も含めて考えましょう。

⑤取引先

取引先は、運送業の事業を利用してほしい顧客を、事業計画書に記入します。起業する前から、見込み顧客がいるのなら、見込み顧客リストを用意しましょう。

見込み顧客リストには、顧客の名前・サービス料・連絡手段と連絡先を書きます。なお、一般のお客さんに対して事業をする際には「一般個人」と記載しましょう。

⑥事業の見通し

事業の見通しでは、毎月の収益化できる根拠を示します。金融機関や投資家から融資を受ける場合は、ここから返済計画をお伝えします。

売上の根拠を示して、効果のある事業計画書を作成しましょう。

⑦必要な資金と調達方法

運送業の事業で必要な資金と、調達方法を事業計画書へ記載します。金融機関や投資家から融資を受ける場合、何に使うのかを説明しましょう。

運送業でいうと、車両の購入費や、人経費が必要になるかと思います。

⑧借入状況

借入状況では、現時点の借入状況を事業計画書に記載します。借入状況の欄には、プライベートの住宅と車のローンなども書きます。

あなた自身が抱えているローンを全てお伝えしましょう。その際には返済プランも一緒に書くと、信頼されやすいです。

まとめ

今回は、運送業の起業を検討中のみなさまに向けて、事業計画書の書き方を解説しました!

運送業の業務によっては、許可が必要だということが分かりました。
許可の下りる時期を考えながら、事業計画書づくりをしていくと、スムーズに運送業をスタートできます。

今回ご紹介した、事業計画書の書き方を参考にしてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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