起業するうえで知っておきたい!『損害保険』の豆知識3つ!
2022.03.03
こんにちは!起業サポ 中小企業診断士の小笠原です。
これから起業を考えているみなさんは、『損害保険』について考えたことはありますか?
損害保険は会社のリスクに対して備えるだけでなく、時にはみなさんの事業の一環として損害保険の販売を行うときもあります。
今回は、そんな損害保険について、起業をする上で知っておきたい役立つ豆知識を3つ、解説していきます。
そもそも起業と損害保険はどのように関係するのか?
そもそも起業と損害保険はどのように関係するのでしょうか?
損害保険は、人や会社が将来発生する可能性がある事故や災害などのリスクに対して備えるための保険です。
これを『起業』という視点で考えると損害保険には、次の2つの場面で関係します。
- 自社のリスクに備えるための損害保険
- 事業の一環として販売するための損害保険
ここではそれぞれの場面を解説していきます。
1.自社のリスクに備えるための損害保険
まず、損害保険には、自社のリスクに備える場合に関係あります。
これはみなさんもイメージしたのではないでしょうか?
先ほどの解説にあるように、事業を運営していく上で事故や災害などのリスクは避けられません。
そこで、会社は事前に「将来発生する可能性があるリスク」に備えておく必要があります。
これが「自社のリスクに備えるため」の損害保険といえる理由でしょう。
2.事業の一環として販売するための損害保険
他方で損害保険は、事業の一環として販売するための場合にも関係あります。
たとえば、起業される事業内容が「ディーラー」である場合を考えてみてください。
ディーラーであれば、車を販売することだけでなく、強制加入である自賠責保険や任意保険の「自動車保険」の販売も行います。
損害保険は、あらゆる対象のリスクに備える性質があるため、事業の一環として関わる会社は少なくありません。
このことから事業の一環として販売するための損害保険ともいえるでしょう。
起業をする上で知っておきたい役立つ損害保険の豆知識3選とは?
では、起業をする上で知っておきたい知識とはどのようなものが挙げられるでしょうか?
今回は、先ほど解説した「事業の一環として販売するための損害保険」という視点から、次の3つのテーマで解説をさせていただきます。
- 「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」のような社名変更は要注意!
- 損害保険協会の募集人資格情報システムにログインで資格情報を確認!
- 損害保険料率算出機構の参考純率や自動車保険の概況などでデータが確認!
それぞれ確認していきましょう。
1.「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」のような社名変更は要注意!
1つ目の豆知識として、損害保険会社の社名変更が挙げられます。
損害保険会社は、度重なる合併を受け、社名変更を何度も行っている会社が多いです。
最近でいえば、「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」が挙げられます。
この会社は「損害保険ジャパン株式会社」と短縮される形で社名変更が行われました。
社名変更の影響は大きくはありませんが、お客さまに誤認を与えないように説明できるようにしておくことが必要です。
2.損害保険協会の募集人資格情報システムにログインで資格情報を確認!
2つ目の豆知識として、損害保険協会の募集人資格情報システムで資格情報を確認できることが挙げられます。
損害保険募集人の資格は、更新タイプのものとなっており、5年に一度試験の受験が必要です。
資格の情報は、募集人資格情報システムで確認ができるため、資格の更新タイミングを随時確認することができます。
無資格の販売は、法律でも禁じられているため、募集人資格情報システムでしっかりと確認するようにしましょう。
損害保険協会の募集人資格情報システムはこちら
3.損害保険料率算出機構の参考純率や自動車保険の概況などでデータが確認!
3つ目の豆知識として、損害保険料率算出機構でデータが確認できることが挙げられます。
損害保険料率算出機構は、損害保険に関するさまざまなデータを扱う機関です。
保険料を算出するための基準や自賠責保険の損害調査などのデータを確認することができます。
あまり使う機会は多くはありませんが、細かなデータを確認したい場合は、損害保険料率算出機構のデータを参考にしましょう
損害保険料率算出機構のHPはこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は損害保険について、起業をする上で知っておきたい役立つ豆知識を3つ!を解説させていただきました!
損害保険の理解は深まりましたでしょうか?
損害保険について知ることは、自社のリスクに備えるためだけではなく、事業の一環として売り上げをあげるためのものにもなり得ます。
損害保険は、事業を運営していく上で必要な不可欠な要素といえます。
それは、「備える」側面でも「販売する」側面でも変わりません。
ここで解説したような損害保険の豆知識を活用していきましょう!
経営コンサルタント小笠原 拓哉
理念型経営による社員がイキイキ働く理想の会社作りと、ロジカルシンキングを活かした現場の生産性向上が得意です。起業時に悩む様々なことを論理的に解決するお手伝いを致します。また、人事育成の面で「自ら考える人」「自ら考えるチーム」を育て、理想の企業を作るお手伝いをさせて頂きます。