社長の仕事と従業員の仕事はどのように割り振ると効率的か?
2019.02.15
こんにちは!
起業サポ 経営コンサルタントの小笠原です!
何か仕事が出来たとき 経験や技術もあるし人に任せるより自分でやってしまった方が早い!
と思い自分で片付けてしまうこと良くありませんか?
しかし、自分の方が正確で早いからといって全てを自分でやっていては会社が回らないですよね?
回らないから従業員を雇ったはずです。
では、何を自分でやり何を従業員に任せるのかをどのように判断していますか?
今回は、自分の仕事と従業員の仕事の割り振り方法について意思決定をする際のポイントをお伝えします。
そのポイントとは・・・
比較優位の法則で 割り振るべし
比較優位の法則を聞いたことはありますか?
この法則は19世紀のイギリスの経済学者デヴィッド・リカードが提唱しました。
簡単に言えば得意な仕事に特化しよう! ということです。
分かりやすく具体例で解説します!
例:
社長と従業員1名のある部品メーカーに試作品の発注が来ました。
この試作品を納入するまでには設計と製造の2つの仕事を行う必要があります。
社長は経験豊富なので設計も製造もどちらも従業員より正確かつ早く行うことが出来ます。
設計を従業員に任せると社長の5倍時間がかかります。
製造を従業員に任せると社長の2倍時間がかかります。
社長と従業員1名のある部品メーカーに試作品の発注が来ました。
この試作品を納入するまでには設計と製造の2つの仕事を行う必要があります。
社長は経験豊富なので設計も製造もどちらも従業員より正確かつ早く行うことが出来ます。
設計を従業員に任せると社長の5倍時間がかかります。
製造を従業員に任せると社長の2倍時間がかかります。
このとき、最も効率的なのが社長が設計を行い従業員に製造を任せるという割り振りです。
社長は設計が苦手で製造の方が得意だったとしても従業員に製造を任せるべきです。
なぜなら、社長はその従業員と比べたら設計も得意と言えるからです。
このように2者を比較してお互いに得意な仕事を行うことが効率の良い仕事の割り振りです。
あなたも仕事を従業員に依頼する際、意識してみてはいかがでしょうか?
経営コンサルタント小笠原 拓哉
理念型経営による社員がイキイキ働く理想の会社作りと、ロジカルシンキングを活かした現場の生産性向上が得意です。起業時に悩む様々なことを論理的に解決するお手伝いを致します。また、人事育成の面で「自ら考える人」「自ら考えるチーム」を育て、理想の企業を作るお手伝いをさせて頂きます。