スマホ申告が可能に!?
2019.04.07
こんにちは!起業サポ 税理士の末松です!
前回、平成31年1月から従来の電子申告の方法だけでなく、マイナンバーカードがなくともIDとパスワードのみで個人の確定申告書の電子申告が可能となった旨をお伝えしました。もう1つ、平成31年1月から可能となった手続きとして、スマホによる申告があります。
スマホ申告について
今回のスマホ申告は、すべての申告手続きが行えるわけではなく、サラリーマンの還付申告(医療費控除、寄付金控除)、つまり簡易な申告に限られる点に、注意しなければなりません。
またこの場合、マイナンバーカード・ICカードリーダライタがなくとも、冒頭でお伝えしたIDとパスワードを用いることで手続きを行うことができます。
つまり、事前に税務署に手続きをとり取得したIDとパスワードを利用して、スマホで確定申告を行う、という簡易な方法による申告が可能となったわけです。
なお、このような電子申告の手続きでなくても、スマホ上で申告書を作成し、コンビニ等のプリントサービスを利用して書面で申告手続きを行うことも可能です。
ちなみに、税務署への電子申告利用開始手続きやe-TaxのIDパスワードを取得しなくとも、マイナポータルを経由して申告をする方法もありますが、この場合にはマイナンバーカード+ICカードリーダライタが必要です。
まとめると、もっとも簡易な方法は上記のスマホ+ID&パスワードになりますが、事前の手続き(税務署に出向き職員との対面+e-TaxのID&パスワードの取得手続き)の手間や、できる申告の範囲に限りがあるデメリットがあります。
どの方法をとっても、一定の手間はかかります。
どれが自分に一番合っているのか、柔軟に対応するのが良いと思います。
税理士末松 和真
クラウドを使った経理業務の効率化が得意です。会計業務、請求書作成、経費精算、給与計算などをクラウド化する事により、業務効率を改善するお手伝いを致します。
効率化によって空いた時間を事業計画作成など経営に関する時間に使っていただきたいと思っています。